《僕の姉的存在の馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜》
僕は、なんてことをやってしまったんだろうか。
いくら香奈姉ちゃんが『いいよ』って言ったからって、やっていい事と悪い事がある。
「ねぇ、弟くん」
「なに? 香奈姉ちゃん」
香奈姉ちゃんに呼ばれた時、一瞬だがドキリとなってしまう。
きっとやってしまったことに対して怒っているに違いない。
香奈姉ちゃんのおっぱいのが、あんなに気持ちがいいなんて思わなかったので、たまらずみしだいてしまった。
ここまでやってしまっては、僕も引くに引けない。
ちゃんと責任をとろう。
「私のおっぱい…どうだった? ちゃんと納得するまでみしだいた?」
それは、まるで確認するかのような口ぶりだ。
僕には、まったく意味がわからなかったので、適當に答える…なんて許されるわけがないか。
こういう時は、なんて答えれば香奈姉ちゃんの機嫌を損ねないか、よく考えないと。
「えっと……。これはさすがに答えられないかも……」
「やっぱり、私のじゃ満足できなかった?」
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「そういうわけじゃなくて……。逆にボリュームがあり過ぎてっていいのかなって──」
「ダメなら、初めからやってないよ」
香奈姉ちゃんは、恥ずかしそうに微笑を浮かべてそう言っていた。
香奈姉ちゃんのは、今もボリュームがある。
たしかに普段から見ても、香奈姉ちゃんのは大きくて、著ている服からでもまるわかりなじだ。
「でもり過ぎたらいけないようなじがして──」
「奈緒ちゃんたちにも結構まれたりするから、気にしてはいないよ。まれた時に変な気持ちになってしまうのはたしかだけど……」
「それって、やりすぎたらまずいんじゃ……」
「弟くんの手で直接まれるのなら、別にいいよ」
そこまではっきり言われてしまうと、逆に恥ずかしい気持ちになる。
香奈姉ちゃんのおっぱいは、形が良いから変なみ方はしたくないんだよなぁ。
逆にデリケートなものを扱っている気分にさせられてしまう。
「おっぱいって、むためにあるものじゃないような……」
「弟くんは、私のは好きじゃないの?」
「嫌いではないけど……」
そこはなぜだか曖昧になってしまう。
の子の象徴的な部分だから、好きと言われれば好きだし、嫌いと言われれば…なんとも言えない。
嫌いではないのはたしかだ。
無斷でるのはさすがにちょっと……。
「そういうのって、素直に答えた方がいいと思うよ」
「わかってるんだけど……。の子のおっぱいが好きだなんて、はっきりとは言えないよ……。それだけがの子の魅力ってわけじゃないと思うし……」
僕は、寄り添ってきた香奈姉ちゃんに対して、そう言っていた。
香奈姉ちゃんのおっぱいは、たしかに普通の基準よりか大きめだ。
しかし、それがの子の魅力に直結するかというと、そうではない。
おっぱいの大きさなんて、それこそ個人差があるし、それがスキンシップをする時のの相と直結するとは思えない。
なかには、普通の大きさのものの方が良かったりする。
「まぁ、そうだね。の子のの大きさは個人差があるから、なんとも言えないよね。私も、肩がこるくらいには大きくて困っちゃうこともあるから──」
「やっぱり、肩はこっちゃうんだ……」
「まぁね。特にも運をする時なんて、とにかく揺れて大変だし。痛いしね」
「そうなんだ……」
「のは、急所に近い箇所だからね。急に激しくまれたりしたら痛いよ」
「それじゃ、迂闊にらない方が良かったり──」
「弟くんにまれたりするくらいなら構わないよ」
そう斷言してるあたり、香奈姉ちゃんの許容範囲が僕限定になってるような気がする。
どっちにしても、僕の場合は香奈姉ちゃんの許しがない限りったりしないから、大丈夫なんだが。
「まぁ、お風呂にっている時くらいしかったりはしないから、そこは安心していいよ」
「それじゃダメだよ。もっと積極的にってくれないと──」
「いや、の子の急所になる箇所を無斷でったりしたら、怒られてしまいそうで……」
「大丈夫だよ。弟くんの手つきは、ちゃんと私のに馴染んでるから──」
香奈姉ちゃんは、得意げにそう言った。
その自信はどこからくるんだろうか。
それでも、香奈姉ちゃんのその大きくたわわに実ったをみしだくのはダメだろうに。
んでいると僕の理がダメになりそうで──
「そんな自信満々な表で言われても……。僕にも限界というものがあるよ」
「弟くんなら大丈夫だよ。奈緒ちゃんや沙ちゃんのだって、ちゃんとみしだいているんだし」
「いや……。あれは偶然でそうなっちゃっただけだし。みたくてんだわけじゃ──」
沙先輩と奈緒さんの場合は、ちょっと事が違う。
たしかにそれなりには大きさはあったが、りたかったわけじゃない。
2人が香奈姉ちゃんと張り合いたかっただけなのだ。
単純にの大きさとかではなく、形の良さなら間違いなく沙先輩の方が良かったりする。
り心地でもそうだろう。
もちろん香奈姉ちゃんも、負けてはいないが。
「そっか。あとは理恵ちゃんのだけか。なんとかしてまないとね?」
「そこまでしてみんなのをらせたいんだね……」
「當たり前じゃない! 理恵ちゃんのは、私たちよりもずっと形が良いんだから」
「う~ん……。僕にはなんとも──」
理恵先輩のに関しては、僕にはなんとも言えない。
理恵先輩の場合は、必死に純潔を守っているじだし。
そんな人のをりたいとは思えないんだけど……。
「理恵ちゃんのおっぱいはね。それなりに大きいけど、かなり違うんだよ。弟くんもってみればわかると思うよ」
「その前に、理恵先輩が嫌がるでしょ」
「それじゃ、お願いしてみるのはどうかな? おっぱいみたいって言ったら、ませてくれるかもしれないよ」
「そこまでしてりたいわけじゃないから、遠慮しておくよ」
「…じゃ、私から言っておくね」
「それは、さすがに……」
やめてくれとはっきり言えない自分がなんとももどかしい。
しかし、こうなった香奈姉ちゃんを止めるもない。
どうか理恵先輩が嫌がりますように。
そう願わずにはいられないような話の流れだ。
「理恵ちゃんのおっぱい…結構大きくてみ心地良いんだけどな……」
「そう言われても、嫌なものは嫌だから……」
「ちぇっ。せっかくのバンドメンバーたちとの流なのに……。そうやって私たちを突き放すんだもんね」
「そんなつもりは……。僕はただ理恵先輩たちのことも考えて──」
「ちゃんと私たちのことも考えてるんだ? なるほどね」
「うん。だから、その話は──」
「やっぱり弟くんは、私たちが守ってあげないと」
一、何から僕のことを守るつもりなんだろう。
詳しく聞きたかったが、香奈姉ちゃんのことだから、まともには答えてくれそうにない。
「それって──」
「弟くんは、気にしなくていいよ。こっちの事だから」
香奈姉ちゃんは、意味深な笑みを見せる。
その笑顔が逆に怖かったりするんだけど……。
あんまり気にしない方がいいかもしれない。
「あ、うん。気にしないでおくね」
僕は、素直にそう言っていた。
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