《失したのでVtuberはじめたら年上のお姉さんにモテました【コミカライズ連載中!】》319:撮影でござる

お待たせしました!!!

実は異次元フェスに行った後に調を崩してしまい、ようやくある程度力戻ってきました。

調の崩しやすい時期ですが皆さんもお気を付けくださいね。

今日はコミケ最終日。現地へ到著した僕は更室で著替えをしてから二人に合流すると、そこにいたのは、カッコイイ格好をした薫さんと由良さんだった。アニメやゲームでよくあるカッコイイ枠のアイドルのような凜々しさをじさせる良い裝。あんなじにカッコイイ男向けの裝が似合うようになりたかったなーなんて考えてしまったけれど、この裝のような可い服を著ると、薫さんや由良さん、他にもたくさんの人が喜んでくれるから良しとしよう。

適材適所とは言うけれど、し憧れるくらいは許される⋯⋯よね?

シラフで裝をするのはなかなかメンタルに來るのもあるから意識を切り替えてから二人に聲をかける。

『ゆるお姉ちゃん、ゆらお姉ちゃんお待たせっ!』

「か、可い⋯⋯」

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「いやこれは⋯⋯可すぎでは⋯⋯?

お姉ちゃんもしかして天才⋯⋯?」

「私の才能とゆかちゃんの可さが憎い⋯⋯」

『か、過大評価すぎないかな!?』

「「それはない」」

『うぅ⋯⋯でも、ありがと!』

「今日もいっぱい可い所を撮ってもらわないとね」

「むしろ私が撮りたいまであるんだけど?」

『折角だから三人で寫真撮ってもらおうよ!』

「それもそうだね」

「頼めそうなカメコさんいないかな?」

そう言いながら周りを見ていると、突然聲をかけられた。

「おや⋯⋯その聲はゆかちゃん殿ではござらぬか?カメコをお探しでしたかな?」

この特徴的な喋り方⋯⋯もしかして?

『ローアングラーのお兄ちゃん?』

聲のする方を向くと、そこには⋯⋯

「そうでござる!覚えていてくれて激の極みにござるが、もうローアングラーは引退したでござる」

妙に好青年な雰囲気の頭にハチマキを著けたお兄さんがいた。

『待って、誰!?』

「そ、そんな!?拙者頑張ってオシャレに気を遣い、を絞り、清潔を維持するようになっただけでござるよ!?」

『ただのイケメンっぽくなってるよ!?』

「せ、拙者が?」

『う、うん⋯⋯』

「あっ、生きてて、オシャレしてて⋯⋯よかったで⋯⋯ご⋯⋯ざ⋯⋯る⋯⋯」

『ローアングラーのお兄ちゃああああああん!?!?』

「ゆかちゃんに褒められたらそりゃ⋯⋯」

「耐なかったらこうなるよね」

元ローアングラーのお兄ちゃんがぷるぷると死にかけていると、突然見たことある人が現れた。

「全くうちの兄者は何をやっているでござるか⋯⋯」

「ん?」

『あれ?』

その人は以前、薫さんと一緒に行ったことのあるGloryCuteの服を取り扱っていたお店の店員さんだった。

「⋯⋯あれ?」

「どうしたでござる妹者よ」

「あの⋯⋯ゆかちゃんとゆるママさん⋯⋯ですよね?」

「はい」

『そうだよ!』

「前、うちの店に來てくれた⋯⋯」

「そうですよ」

『そうだよ!覚えていてくれたんだね!』

「今のは⋯⋯忘れてくださああああああい!!!!」

「妹者ああああああああ!!!????」

突然びどこかへ走り去っていくあの時の店員さん。

「おねショタすこすこ侍さん!?」

『えっ!?』

「妹者を追いかける故、一旦失禮致す!」

『待って今変な言葉聞こえたような気がしたんだけど!?』

すぐに店員さんは元ローアングラーのお兄ちゃんに連れられて戻って來た。

「いやぁぁぁ⋯⋯あんな喋り方するところ見られたくないぃぃぃ⋯⋯」

「普通に喋ればいいではないでござるか」

「それはそうだけどぉ⋯⋯」

「とりあえず、ゆかちゃん達がカメコを探していると言っていたでござるから」

「分かったよあに⋯⋯お兄ちゃん」

「ここからは拙者の仕事にござる。し待っててくれでござる」

「うん。行ってらっしゃい」

「⋯⋯というわけで、良ければ三方の寫真、拙者に撮らせては頂けないでござるか?」

『うん、大歓迎だよ!』

「よろしくお願いします」

「綺麗に撮ってね!」

「任されたでござる!」

カメラを片手に持ちながらサムズアップする元ローアングラーのお兄ちゃん。

「それでは早速撮って行くでござるよ」

そう言いながら、ポーズの指示などを出してくれる。だけど、過激なポーズは一切無く、真剣に映えそうなポーズを考えてくれる。その撮る様子を見て、本當に楽しくて撮っているのが伝わってくる。きっと良い寫真が撮れるんだろうななんて、そんな予がしてくるよね。

「ふぅ⋯⋯これくらいでござるかね」

數分間くらいにじられた時間、やり遂げたような顔をしているお兄ちゃんがそう言ったことで終わりを告げた。

『ありがとう!』

「ありがとうございました」

「ありがとー!」

「こちらこそありがとうでござる。

今撮った寫真はピヨッターのDMか何かに送れば良かったでござるか?」

『うん!もしかしたら配信で使わせてもらうかもだけど、良いかな?』

「もちろんでござる!楽しみにしているでござるよ!」

「それでは拙者は妹者と見る場所がある故、これにておさらばにござる!良きコミケタイムを!」

『うん!ありがとう!気を付けてね!』

「では!」

「あっ、兄者!⋯⋯あああああ!!!癖が抜けないいいいい!!!!」

「とりあえず、ボロ出す前に行くでござるよ⋯⋯」

「ゆかちゃんにゆるママさんまたお店に遊びに來てくださいね!」

『う、うん!』

『「(服屋って遊びに行く場所だったっけ⋯⋯)」』

そう思いながらもボク達は二人を見送った。

そして、これからどうしようかと考えていると、周りの人が是非寫真を撮りたいと言ってきたから、その場で撮影會が始まった。

「⋯⋯な、なんですかあれは」

ゆかちゃんがピヨッターで投稿していた寫真から場所を割り出して向かった先。

何故かし距離が近付いた二人が、仲が良さそうに寫真を撮られていました。

近づく事が許されない、不思議な空間がそこにはありました。

笑顔の眩しいゆるママさんと、し恥ずかしそうにしつつも距離の近いゆかちゃん。それを腕組みしながら眺めるYURAさん。

まるで⋯⋯TT(てぇてぇ)フィールドと言えば良いでしょうか?そんな不思議な近付くと弾かれそうな何かをじます。

私もゆかちゃんの隣に行きたい。

でも、私の素を周りにバラす訳にもいきません。

企業VTuberがリアルバレするなんて、あってはいけないことですから。

でも⋯⋯この気持ちは止められません。

でも⋯⋯理が行ってはいけないと、そう告げます。

もし、ゆかちゃんが企業Vだったら、私があそこにいられたのでしょうか。

そう考えていると、ゆかちゃんと目が合いました。

「あっ」

ゆかちゃんは笑顔で、眩しいです。

くて、優しくて、純粋で。

私には釣り合わないくらい、可いです。

でも、まだ、負けた訳じゃありません。

だって、まだ付き合っているなんて聞いていませんから。

もしゆるママさんになら負けても仕方ないと思えはします。

でも、アピールするくらいは許してくれますよね?

現在Ticktockにてこのマンガ読んだ?グランプリというものが開催中で、23出版社の選んだ100作品の中に失vtuberが選ばれました!公式から素材をダウンロードして畫投稿が出來て、その再生數で上位が取れたら⋯⋯というイベントになりますので、もしTicktockをやっている方がいたら是非ご協力ください!!

あとしお知らせで、Twitterでは告知したのですがこの度⋯⋯

vtuberのコミカライズが臺灣で翻訳版で発売決定&電子版での販売部數が10萬部を突破しました!!!!

初の商業デビューでここまで大きな果が出せたのは多くの方の応援があってのものです!

これからも牛歩でも頑張っていきますので引き続き応援よろしくお願いします!!!

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