《化けになろうオンライン~暴食吸姫の食レポ日記~》誕生日記念、祥子さん誕生日の様子
「祥子さん、誕生日おめでとうございます!」
「「「「「おめでとうございまーす」」」」」
今日はめでたく祥子さん30歳の誕生日だ。
本人はついに三十路に……と嘆いているものの、お祝いムードには喜びと困の表である。
「あの、せっちゃん? お祝いしてくれるのは嬉しいんだけど……その、面子が……」
「何か問題有りますか?」
「ありすぎるというか、豪華すぎるというか……」
テンショーさんこと天照様や三日月委員長こと月読様、各國首脳に各宗教の教皇陛下、あとゲリさんとか新しく地球に統合された各國のお偉いさんたちが顔を見せて握手して帰っていく。
そんなアイドルの握手會みたいな誕生日パーティで軽く委しているようだ。
ちなみに日本からは陛下も代表してきた。
祥子さんは過去一の時代と言われる統合後の世界で、過去一指示された総理として君臨している。
後継者問題があるが、しばらくはその立場を続投する事だろう。
「相手が大所すぎて……正直怖いわ」
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「そんな玉じゃないでしょ」
「いうじゃない……」
「だって、私の奧さんですから」
「はぁ……そうやってまた口説く。今夜は寢かせないわよ?」
「……お手らかにお願いします」
夜の祥子さんは阿修羅をも凌駕するバーサーカーになるのだ。
なくとも私が搾り取られて枯れる寸前になるくらいに。
世界の二、三個くらいなら軽く滅ぼせるエネルギーを貯め込んでも全部吸い取られる。
私が真の暴食悪魔王なんてあだ名付けられているが、祥子さんは裏の悪魔王かもしれない。
表の新は辰兄さんで確定だけど。
あの人今何人子供いるんだろう……たしか宇宙コロニー一個親族経営してたはず。
「さて、じゃあそろそろ私からもプレゼントですね」
「あら、夜は可らしい私の奧さんはなにをくれるのかしら?」
「大したものじゃないんですけどね」
そう言って差し出したのは一の薔薇とネックレス。
異世界でかき集めた貴重な寶石を小さくちりばめた、小ぶりなものを作ったのだ。
知り合いのドワーフに頼んで鍛冶と彫金を教えてもらい、コツコツと作り上げた一品である。
薔薇は品種改良により100年咲き続けるという代であり、値段こそ1萬円くらいで買えるが人気の品でなかなか手にらないものだ。
無理を言って生産者に頼み、品種改良の手伝いなどをして融通してもらった。
「素敵ね……意外な事に」
「意外とはなんですか意外とは」
「いや、だっててっきりローゲリウス王の尾とかそういうゲテモノ持ってくると思ってたから」
「さすがにそんなことは」
以外にはしない。
ゲリさんの誕生日の時は軌道エレベーターも支えられる超質リボンでふんじばったベルゼブブと、世界の珍味とシュールストレミング10年分プレゼントしたけど。
「つけてもらえる?」
「喜んで」
正面から首に手を回して金を止める。
うん、花をモチーフにした彫金に小さな寶石がきらりと輝いて祥子さんによく似合っている。
タンポポのように可憐で、薔薇のようにしく、ヒマワリのごとく天を仰ぐ祥子さんにはお似合いだ。
「いいわね、これ。気にったわ」
「ならよかったです」
「なんというか、溫かみがあるしすごく嬉しい……誕生日っていいものだったのね」
「そうですね」
しみじみと、眼のふちに涙を浮かべているのを見てハンカチを差し出す。
かなり複雑な祥子さんの家庭環境に置いて、誕生日というのはただ年齢が一つ増えるだけのものに過ぎなかったそうだ。
けれど施設にったり大人になって獨り立ちしたりして、そしてようやく誕生日の素晴らしさを知ったと聞いた時は全力で奔走して毎年豪勢なプレゼントを贈るようにした。
今年はこぢんまりとした形になったけどね。
「來年も、再來年も、その先もずっといい誕生日にしましょう」
「えぇ、そうね。そのためには今抱えてる問題をしらみつぶしにしないと!」
「その意気です! 私も微力ながら手伝いますからね」
「あー、せっちゃんはその、し大人しくしてね? むしろ盡力しすぎて後始末が大変だから」
「……はい」
なお、夜にリボン巻いて際どい所隠して寢室で待って私がプレゼントパート2ですって言ったら夜どころか翌日の晝まで寢かせてもらえなかった……この人、やっぱり裏ボスだわ……。
はい、私の誕生日なので祥子さんのまともなようでまともじゃない誕生日の様子をお屆けです。
水曜日もちゃんと最終決戦の話更新するのでご安心を。
ちなみにが強いのではなく、寂しがり屋ゆえに剎那さんにひたすら甘えているだけというのが祥子さん裏の悪魔王の理由です。
辰兄さんこそが本のの悪魔王だけど、局地的にそれを凌駕するのが祥子さん。
某超コーディネイターを特定條件満たすと超えてくるザラ君みたいなものです。
なお祥子さんの支持率は90%を下回ったことがなく、野黨からも人気者という「ぼくのかんがえた最強の総理大臣」な狀況だと思ってください。
某めだかちゃんみたいなもん。
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