《T.T.S.》File.5 Worthless Road Movie Chapter 3-8

問題。

先ほどまで満創痍だった自分の人と、隨分と思い詰めた様子だった職場で最も親しい同僚が、2人揃ってし怪訝な表で並んで目の前に現れた時の、男の気持ちを答えなさい。

「……え?これ……は、どういう……いや、えっと、ど、どーかなさいましたぁ?」

では解答を発表しよう。

別段後ろめたいことがあるわけではない。が、何となく畏まらざるをえない。だ。

ポイントは、何となく畏ってしまうところだろう。

公私それぞれの面から自を切り取った2人の人間が、互いの解釈をり合わせた結果、どんな像を描き、それにどんな評価を下したか。

その可能が、とんでもない重圧にじる。

しかして、別解は以下の通りだ。

『メチャクチャ恐ぇ!』

抜き打ちで試されているようなシチュエーションに、源はお尋ね者になってから一番のプレッシャーをじていた。

まあ、実際は気をむ必要なんて全くないのだが。

「そのメット、そろそろ用済み?アタシたち、それ持ってちょっと一緒に出掛けたいんだけど」

「は?」

想像だにしなかった亜金の言葉に、今日一どころか人生初レベルの素っ頓狂な聲が出た。

しい報は引き出せた?」

亜金の後ろから絵が目を合わせずに問うてくるので、2人の関心が自ではなくアーマーメットの方に向いているのがわかった。

そうなると、一気に気分は軽くなる。

「あ、コイツ?大のこたわかったし、もぉ持ってっていぃぜ。うん……何だ、コレね。俺じゃなくコレ」

「……何か後ろめたいことあるじだね。そっちはそっちで訊かせてもらうね、後で」

      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください