《【書籍化!】【最強ギフトで領地経営スローライフ】ハズレギフトと実家追放されましたが、『見るだけでどんな魔法でもコピー』できるので辺境開拓していたら…伝説の村が出來ていた~うちの村人、剣聖より強くね?~》最ギフ第111話 新しい訓練場は大好評だった

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「ようこそボス、アタシが管理する訓練場へ!」

數日後。

僕は、完した訓練場を見に來ていた。

前はほとんど何も無い野外で皆さん訓練をしていたが、新しくなった訓練場は巨大なドーム型建造になっている。

僕はカノンの石像の橫を通って建部にる。

「このドームは、いくつかの部屋に分かれてるんだわ。まず最初が、まずは基礎力作りの部屋」

カノンが部屋を案してくれる。

「うおおおお!」

冒険者さん達が、不思議な機の上で走っている。足下がベルトになっていて、走っても足下のベルトが回るだけで前に進まない様になっていた。

「なるほど、ずっと同じ場所で走り続けられるというわけか」

「その通り! これで、雨の日だろうと全力で走り込みができるってわけ」

カノンが嬉しそうに説明してくれる。

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隣では、巨大な鉄の塊がついたバーベルを使って重量挙げをしていたり、皆さん基礎鍛錬に打ち込んでいる。

やっていることはシンプルなトレーニングだが、とにかく負荷がすごい。僕の魔法で能力がアップしている村人さん達でも、十分に鍛えられるだろう。

「基礎鍛錬は大事だからね。どこで誰と戦うにしても、パワーとスタミナが無いと始まらないし」

「同意だ。これからは、僕もここで鍛えさせてもらうよ」

僕達は、次の部屋に向かう。

「ここはアタシじゃなくて、シノビのカエデちゃんって子が管理してる部屋だよ。シノビの訓練をしたいんだってさ」

部屋にって、まず目に付くのは巨大なプール。

「「「1! 2! 3! 4!」」」

そしてプールの上で、シノビさん達が腕立て伏せをしていた。

……僕は自分の目を疑った。

目をこすってもう一度見るが、やはりシノビさん達が腕立て伏せをしている。プールの上で。

「これは、一何を……?」

僕は混している。

「おお、主殿! ようこそお越し下さいました」

プールの上に居たカエデが、水の上を走ってこちらへやってくる。

「カエデ、これは一何をしているんだ?」

「ご説明しましょう。忍法”水蜘蛛の”の練習をしているのです」

”水蜘蛛の”。カエデ達シノビが使う、水の上を歩いたり走ったりする技だ。どんな原理で水に浮いているのかは、僕にも分からない。

「水蜘蛛の度を高めるために水の上で過ごす訓練をしているのですが、ただ水の上に居るだけではもったいないので腕立て伏せも一緒にやっているのです」

いつも通りクールな表のカエデだが、表がどこか得意げだ。

「さぁ! 主殿が視察に來て下さいました! 気を引き締めて勵みましょう! 1! 2!」

カエデのかけ聲でシノビさん達が腕立て伏せを再開する。

シノビ凄いな……!

「やった、當たったのニャ~!」

後ろから、キャト族さん達の聲が聞こえる。振り返ると、黒裝束のキャト族さん達が手裏剣を投げる訓練をしていた。

大きな橫長の箱があり、そこから木製の魚のおもちゃが飛び出す。

「「「今ニャ!」」」

キャト族さん達が、木製の魚をめがけて一斉に手裏剣を投げていく。

「やった、當たったのニャ!!」

「ボクは外しちゃったのニャ……悔しいのニャ」

どうやら、手裏剣の訓練に取り組んでいるらしい。

しばらく見ていると、どうやら魚にも々種類があり、小さかったり素早くく魚も居るようだ。

これは良い訓練になりそうだ。

「じゃあ、そろそろ次いってみよ~」

カノンに連れられて、僕は部屋を後にする。

「なんだ、これは?」

次の部屋に置いてあるのは、巨大な人型の木製人形。

「ああ、訓練で使う木人か。これを相手に技を出して練習するんだな?」

「いや、逆逆。この人形の技をアタシ達が防するんだわ。ほい、スイッチオン」

カノンがスイッチをいじると、木製人形がき出す。

「腕が8,9……10本もあるぞ!?」

木製人形は、10本の腕にそれぞれ剣や槍を持っている。

そして、僕に襲いかかってきた。

「うわあ!」

”ガキン!”

僕は剣を抜いて攻撃を防ぐ。

”ガキンガキンガキン!”

木製人形は、すごい手數で仕掛けてくる。

「なるほど、この木製人形の攻撃を防ぎ続ける訓練か……!」

「そういうこと。ちなみに、最初の部屋にあったベルトの上で走る裝置からエネルギーをもらっていてるんだって。難しいことはよくわかんないけど、あそこのの子が作ってくれた」

カノンが指さす方を見ると、疲れてぐったりしたエンピナ様がいた。

「ちなみにその人形、剣だけじゃ無くて魔法も使うんだってさ」

”バシュッ!”

カノンが説明した瞬間、人形が”ファイアーボール”を放ってきた。

「これを防ぎ続けるのは……難しいな!」

僕はなんとか人形の力が切れるまで攻撃を防ぎ続けた。

「流石ボス! この人形の猛攻を防ぐなんてやるじゃん! ここまで出來たのはアタシ以外だとボスが初めてだね」

そういってカノンが部屋を後にする。

ちなみに、木製人形はしばらくするとまたエネルギーが補充されてくようになるらしい。

「そしてここが最後の部屋。この部屋が一番シンプルだよね」

された部屋は、床板が無く地面がむき出しのままになっていた。辺りはでこぼこしていて、大きな巖も転がっている。

「この部屋は魔法で定期的に地形が変わるようになってるんだって。地面が盛り上がったり、樹木が生えたり。そしてここでやることは簡単。ひたすら戦うだけ」

僕の目の前で、土屬魔法が発して地面が盛り上がる。

「お疲れ様です領主サマ! それにカノン師匠!」

「お疲れ様ッス!」

そう聲をかけてきたのは、タイムロットさんだ。隣にいつもの若い冒険者さんもいる。

「領主サマ! 俺たちが強くなったところ、お見せしやす」

「あれから鍛えられて、俺たちずっと強くなったんスよ!」

そう言って二人は武を構える。

「いいね。それじゃ、やりますか」

こうして戦いが始まった。

「行くぜぇ!」

先に仕掛けたのはタイムロットさん達だ。

「明らかに、前よりレベルが上がってるな……!」

前にやられた足払いへの警戒はもちろん、カノンの攻撃を読み、防ぎ、フェイントをえて反撃していく。

――1分後。

「くっそ~! 負けちまったぜぇ」

「全然攻撃が當たらないッス」

2人は地面に倒れていた。

しかし負けたとはいえ、瞬殺された前回と比べると凄い進歩だ。

「よしカノン! 次は僕が相手だ!」

タイムロットさん達が倒れたので、僕は訓練用の剣を構えてカノンの前に立つ。

「ここはすごく良い環境だな! ここで鍛えれば、僕もみんなも、きっと凄く強くなるぞ」

「ああ、間違いない。強くなれるのはアタシが保証する!」

カノンがそう言って笑顔を見せた。

「見ていてください父上。僕はもっと強くなります!」

僕はその思いをに、新しくなった施設で訓練に打ち込むのだった。

〇〇〇〇〇〇〇〇村の設備一覧〇〇〇〇〇〇〇〇

①村を囲う防壁

②全シーズン野菜が育つ広大な畑

③レインボードラゴンのレンガ焼き釜&1日1枚の鱗生産(百萬ゴールド)

④大魔法図書館

⑤広場と公園

⑥華やかな植え込み

⑦釣り用桟橋

⑧極東風公園

⑨極東料理用の畑

⑩溫泉

⑪ドワーフの鍛冶場

⑫ドーム型複合訓練場[New!!]

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

勇者編完結です!

ここからはまた休載して書きためを作っていきます!

書きため用意でき次第まとめて投稿していきます!

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