になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&92

「何をやっておるのだ?」

なんかそんなことをいって抗議に來たやつがいた。そうゼーファスである。こんな辺境までご苦労さまだ。今はあの集まりの中位の神とかを長させるので忙しいんではないだろうか? こんなところにきてていいのかな? と思う。

「これはこれはゼーファス様。なにようですか? こんな辺境までご苦労さまです」

私はわざとらしくそういってあげる。笑顔を忘れないようしつつね。私の笑顔の破壊力はかなり凄いからね。そもそもがゼーファスは私にメロメロである。だから私にニコニコと微笑まれたら……ほらこの通り――

「おおう……いや今日も本當にしいのう。元気そうでなによりじゃ」

――なんで突撃しに來たのか忘れたようなデレデレな顔になるゼーファス。実際、私はこいつが最も古い神で、そしてもっとも偉い神であるから、私にメロメロなのはそういう演技もある……とか思ってたんだけど、これを見ておもった。

(それはないな)

ってね。だって本當にメロメロなんだもん。私の魅力、恐ろしい。とりあえず「私、何かやってしまいましたか?」とちょっと眉を下げていってみる。それだけでゼーファスは慌ててこういった。

「いやいや、何もラーゼ嬢は悪くなんかないぞ。悪いはずがない。きっと仕方なかったんじゃな」

そう言ってくれた。これで私の余剰分の力を宇宙に勝手に流してる罪は不問にされた。他の神もゼーファスには文句なんていえないだろう。そもそもがこんな辺境の神がゼーファスに會うこともないのである。

わざわざ私に會いに來て、別になんかニコニコして帰った……それだけで私とゼーファスが懇意にしてると周囲の神は思うだろう。私のバックには古龍であるズラララバライト、そして神竜改であるヴァラヴァレレイド、そして神の頂點ゼーファスまで居るということを周囲の神は知ってしまう。

『ごめんあそばせ』

――である。もう高笑いが止まらないよ。まあ勿論、心の中だけにしておくけどね。私は基本、上品で清楚……を心がけてるからね。高笑いなんてしないのである。もう絶対に周囲の神は私に手を出せない。

そしてちょっとだけお茶をしたらゼーファスは帰っていった。本當に何しに來たんだあの頂點の神は? いや、私が籠絡したんだけどね。そんなことを思ってると今度はアーミュラがやってきた。

むむむ……アーミュラはゼーファス程に楽な相手じゃないんだよね。けど怒られると決まったわけじゃないし私は久しぶりの友人の來訪にを弾ませるじで応対して上げることにした。

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