になったら人生イージーモードだと思ったけど案外そうでもありませんでした。》&93

「なるほど、事はわかりました。けど……」

説明を聴いた後、一口私が出した……いや出したのはうさぎっ子だけど、カップにったお茶でを潤してからアーミュラはこういった。

「一言くらい、相談してほしかったですね。私達は友人……でしょう?」

「え? あ、うん、ごめん」

友人……のところで疑問符をつけてしまったらなんか睨まれた。いや、私は友人とは思ってるよ。なにせ神って個人主義が多いらしいから、あんまり友達とかできないらしいからね。大は他の神はライバルみたいな? それか最悪、自の宇宙を狙う敵……となることがおおいみたいな? 神とは強力で、そして孤獨なのが普通なのだ。

そもそもが必要と思えば、自で生み出せばいい。それが出來るのが神である。眷屬が數百人とか居るやつとかいるらしいしね。

「それで、これの収集はどうする気なのかしら?」

「収集?」

「何か狙いがあるんでしょう? ズラララバライト様達もいるのだし、そこにはきっと深遠な考えが――」

「ないけど」

「――うんうん、そうよね。うん? え?」

なんかとても優雅にお茶を飲んでたアーミュラだけど、思わずその手からカップが落ちそうになってた。まさか私達になんの考えもない――なんてのはおもってなかったらしい。失禮な。私がそんないつも頭を使って行してるとでもおもってるのだろうか? そんな訳無いじゃん。

それにズラララバライトもヴァラヴァレレイドも私のやることを止めるなんて事は基本ない。放任主義なのだ。だから私は自分のやりたいことをやってるだけである。せっかく人で、そしてかなりびてる神々しい出世筆頭とか言われてるアーミュラがちょっと間抜な顔をしてるのは貴重である。

出來る……があるからね。私はどっちかというとされる――がある。

「ない……の? 本気?」

「マジだね」

普通にアーミュラは「ほんき?」と聴いてきた。けどそこに私は得意げに「マジ」と応えてやった。ふっ、恐れ慄け。これが私だよ。やけに買ってくれてるけど、私は基本顔が良いだけのだと言うことに気づいてほしい。

期待とか程々でいいんだよ。あんまり期待されるのは疲れちゃうからね。確かに私はズラララバライトやらヴァラヴァレレイドやら、普通ならこんな下位の神なんて歯牙にもかけないような存在が私にかまってる。

だからこそきっと「なにかある」やら「どんなすごいヤツなんだ」とかいう目が出來上がってる。面倒なんだよね。いや、気持ちはいい。それは確かだ。でも私は基本、先の事なんて考えてないのだ。

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