《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路へご招待 31

これだけの船を罪人にあてがうか? と思うだろう。実際私もそうだ。だってこんな最先端みたいな船を罪人が使うなんてよっぽどのことがないとないだろう。

けどどうやらよっぽどの事をやるために彼らはこの船に乗せられたみたいだ。そもそもがこの船……舵とかそこら辺全くなかった。コクピットにアイたちは行ったが、そこにあったのは椅子とモニターくらいだ。あれではブリッジというよりも、教室というか? 大學の講義室みたいな? まあ私の中の記憶なんてあいまいだからはっきりと言えないが、なくとも船のブリッジってじではなかった。

この船はある意味で彼らにとっては牢獄だった。最先端の豪華な牢獄だ。それを最初は罪人たちは楽しんでた。なにせここに乗せられたのは全て罪人だ。

それも極一級と呼ばれる死刑なんて生ぬるい、死なないように拷問をし続けられるという刑に処された者たちだった。そんな奴らにただでこんな船を渡すわけはない。

下手に予定外の事をされないようにこの船はどうやら船事態にブリッジはなく、完全に外部縦か、組み込んであってAIでの作しかけ付けないみたいだ。

普通なら監察とか……そんな管理する側をおかないなんてわけはない。だって犯罪者たちが固まってて、まともに生活できるか? と言われたらできないだろう。

軽犯罪をただなんとなくやってしまいました! みたいな人達なら普通に生活を出來ただろう。けどこの船に放り込まれたのは極一級犯罪者たちだ。

嬉々として大量殺人をして、嬉々としてをなぶり殺しにして、嬉々として他人の財産を強奪する奴らしかいなかった。

じゃあなぜそんな奴らをこの船に乗せたのか……だ。

『この船は、実験臺だった?』

「そうみたいだね」

最初に言った、この船事態が牢獄とはそういう事だ。そして、犯罪者しかな乗せなかったのは、この船が無事に戻ることはないとわかってたから。隨分高価な実験だが、それをやる価値はきっとあったんだろう。

この犯罪者たちには開示されてなかった報……その本當の目的……それも私は……G-01が見つけてくれた。定期的にだけど、この船は元の世界と通信を行ってたわけで、その記録ももちろんだけど殘ってた。

だからその目的もわかったのだ。罪人の船を世界の外へと送り出す目的。それは……

「彼らは貢です。神へと上奏するための供だったようですね」

だからこそ、帰ることなんて最初から想定なんてされてなかった。

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