《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 55

「よし、急ごう!」

G-01殿と分かれて、自分たちは部を進む。外に出て一緒に行ったほうが確実に早いのは確かだ。けど、アイさんはどうやらこの様々な船に興味があるみたい。

それらの報を確保して行きたいらしい。ならば部からいくしかない。G-01殿が居てくれないのは不安もある。だが、我々とはサイズが違うG-01殿と一緒だとやっぱり々と不便があるのも事実。

それに申し訳なくなってしまう。分かれて進めばそういう心苦しさもない。サポートがけれないのは、安心がぜんぜん違うが……

(これも長のためだ)

そう思うことにする。なにせ……だ。なにせG-01殿が居たら、ついつい戦いに集中する為の集中も散漫になる。それはやっぱり安心の違いだ。なにせG-01殿がいたらどうにでもなる……そんな思いが湧きあがるのはどうしようもない。

なにせそれだけの存在だからだ。あの方が居たら安全は保証されたようなもの。そんな戦闘にはひりつきなんて生まれようがないだろう。

やっぱりきちんとした長を目指すのなら、自分たちだけの力で切り開いていく……そういう挑戦が必要だ。そしてそういう挑戦を乗り越えてこそ、自信にもつながる。

ただただ、與えられてるだけでは、それは『自の力』とはいわない。いえない。いざとなった時、もしもその力がどうにかなったら? いや、何もならなくても、もしもその力でもどうしようもないと思える相手が目の前に現れたら?

ただその力だけに頼ってたら、そこで生きるのを諦めてしまうだろう。だって全てがその『力』だよりならそうなる。もうどうしようもないって……これがだめならもう駄目だってなる。

そしてそれの責任はどこにいくだろうか? 自分が駄目だった……といくか? それは違うだろう。きっともっと良い武を、裝備をくれなかったあいつが悪い……とかになるのではないだろうか?

自分がそれだけに依存してただけで、そしてそれをくれた人は善意しかないのに、それなのに勝手に逆恨みされたりしてしまう……まあ極端かもしれないし、実際自分たちの中にはそんな奴はいない(と思いたい)

でもまだミレナパウスさんのことはよくわかってない。教會に居たにしてはとてもまともだが……最後の最後でどう思うかまではその時になるまでわからない。だからこそ、わからないからこそ仲間となるためにもきっとこれは必要なことだろう。

『大丈夫ですかミレナパウスさん?」

「はい!」

いい返事をして自分たちは覚悟を決めて突き進む。

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