《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 56

「なんで何で!? どうしてですかぁぁぁぁぁぁぁ!?」

複雑な船の中でそんな聲が響く。さっきまで近くで戦ってたはずだが、あまりの敵の多さに、分斷されてしまった。というかミレナパウスさんがふっとばされて壁をぶち破っていってしまった。

「アイさん!!」

「まったく世話がやけるわね」

そんなことをアイさんは増やした腕に握った銃を撃ちまくって目玉たちの行を止めていく。そしてその間をってミレナパウスさんが飛んでいった方へとむかった。

自分はこれ以上ミレナパウスさんの方に敵がいかないようにここで敵を引きつけよう。それにせっかくアイさんが敵を止めてくれたんだ。それをサクッと破壊して數を減らす。

でも……

(どんなに破壊しても意味はなさそうだが……)

そうなんだよね。いくら倒しても、次から次へと目玉達はやってくる。どんどんとその頻度は上がってる。実際、ミレナパウスさんに戦闘慣れをさせるという目的でなら今の狀況は願ったりかなったりだ。

これだけ絶え間なくやってきてくれると、否が応でも數がないこちらは一人一人が対応する數は多くなる。そうなるとまあ大変なわけで、必死にならざる得ない。

自分たちはまだ余裕はある。きっとアイさんだってそうだろう。でも、ミレナパウスさんは元は魔法で遠くから撃ち落としたりするのが基本だっただろうし、こんな風に次々と敵が迫ってくるような……そんな終わりが見えないような戦いは……

「彼の世界でも最後はこんなだったか……」

けどあの時のミレナパウスさんは戦ってたけど、戦ってはない。どういうことかというと、気持ちは一緒に戦ってた。けど戦闘はしてないということだ。彼は回復要員だった。

だから戦場に出ても、戦闘をしてたわけじゃないんだ。けど今は戦闘をしないといけない。やっぱりそうなるとや疲労とかも段違いだろう。死地でじる疲労は通常時の何倍も辛い。力だっていつもよりも早く盡きるような……そんな覚になる。

けどだからって戦うことを辭めることはできない。だって……それをやめた瞬間、訪れるのは『死』だからだ。どんなに辛くても限界が來たとてしもき続けるその意思をミレナパウスさんには持ってほしいとおもってる。

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