《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 74

私の推論は多分正しい。この船はきっとG-01と同じ技が使われてる。もしかしたらG-01を作った人たちと同じくらい進んだ技をもった人たちの船……という可能も在るんだけど……でも私の中ではそこまで進んだ人たちはG-01を作った人たちだけ……で、あってほしいと勝手に思ってる。

「よし」

とりあえず口は開いた。なので私は部に踏みる。まずった場所はとてもがらんとしてた。広く高い空間。なにかありそうで何もない……そんな場所。何を言ってるのか? と思うかもしれないが……実際そうなのだからしょうがない。なにかありそう……というのは多分ここにはここに収まるべき何かがあっただろうからだ。

つまりはなんか船のドッグ? みたいなところなんだと思う。かなり広く、そして重機とかも見える。クレーンやらもある。妙に出っ張った足場とか……床にはなにか固定できなそうパーツ。

つまりはここは何かを収納……格納してた場所だと思う。けど……

「何もなくなってる」

空っぽのがらんどう。かなり広いその場所……私はその一角に進む。そしてなんか在る場所に背中を向けて、後ろを向きつつ背後に歩くとがちゃんとなんかハマったじがあった。肩らへんにある出っ張りがG-01に上手くハマって、そして足元のストッパーも自然にG-01が立った時に規格通りなのか、アップグレードしたはずのG-01の足裏にカッチリとはまった。

それも気持ちいいくらいに……ね。更に私は確信を強める。

「ん?」

私はなんとなく、なんかハマりそうだな~と思って、ドックについてみた。それだけ。すぐに離れようと思ってた。けど……なんか私の畫面上にメッセージが出てきた。

【島との接続を確認。メンテナンスとシステムのアップデートを開始します】

「え? 大丈夫? 拒否は? はい――とか、いいえ――は?」

そこは了承を求めよろよ。よろしいですか? ってのが必要でしょ。勝手に人のシステムを弄るのはアウトだよ!! でもそんなの通るわけなくて、なんか周囲が一気に暗くなってしまった。どうやらG-01のシステムが落ちたようだ。

でも私の周囲だけはってるあたり、私の生命維持には予備電源でもあるんだろう。そこは安心できた。

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