《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 77

目を閉じて、私は自の頭を中をさぐる。この覚は実はとても新鮮だった。だってだよ? だって普通……というか普通の人は記憶を引き出しているとき、どうしてるだろうか? うーんうーんと悩んでこれだ! ってじじゃないだろうか?

それか直近なら簡単にするっと記憶が出てくると思う。けどそれって自然なじだよね? きっとそうだったと思う。けど今の私は全ての記憶に自由にアクセスできる狀態といったらいいのかな? 私はどうやら一度覚えたものは絶対に忘れないみたいだ。

完全記憶能力とでもいうのか……それが私にもある。実際G-01が膨大なデータを記録してるんだから、私にどれだけその能力があって意味があるのか……というきはする。

別段いらんだろってね。でもまあ、あって困るものじゃない。確実にね。かさばることもないし? それにG-01のマニュアルは膨大だ。そして実はG-01のマニュアルはどんどんと積み重なってるといっていい。

どういうことだ?

――と思うだろう。だってマニュアルが増えるって普通の覚ではない。だってそういうマニュアルは買った時點の箱についてるものだろう。勿論紙とかでさ。

だからその紙が自然と増える? なんて事はない。オカルトじゃないんだからね。でも今やマニュアルも紙の時代ではなくなったのだ。忘れてはないだろうか?

私は自の脳の拡張と共にG-01のアップデートを繰り返してきた。そしてそのたびにG-01は新たな力を獲得してきた。細かなところも欠かさずに私はアップデートを繰り返してる。

つまりは々と部も外部もかわってる。新しい武を手にしたら、もちろんだけど新しい取扱説明書が必要だろう。そういう事だ。部品やパーツが変わると、もちろんだけど熱に対して弱くなったのか強くなったのか? とかだってかわる。出せる出力の変化だってある。

こういう組み合わせは相がよくないとか……そんな諸々があるのだ。そのたびにマニュアルを引っ張っててはとても大変。そんな時にはこの完全記憶能力は役に立つ。

私の記憶の引き出し方は完全にマニュアルといっていい。私の目の前には無數の引き出しが……いや、引き出しではないね。もうそんな古いのはない。

ただ枠が一つある。そこにキーワードをれるのだ。すると関連した記憶がまるで滝のように降りてくる。頭に湧いてくるような記憶。これはなかなかに私に萬能を與えてくれる。

でも気づく。

「あれ? 不明なものはどうやって調べるんだ?」

そもそもがどういうアップデートが頭になったのかわかんないからね。とりあえず、々と考えて私は枠に『最新』とれてみた。

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