《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 83
『ありがとうございます。けど……私はこの罰をけます』
『そんな凡人のやり方で罪が償えるか!! 罪が萬番あるのなら、その償い方だって幾通りもあるはずだ!! なのにこの法は萬人に同じような罰を與えてる!! それはおかしいことだ!!
それで償える罪がどこにある!! お前が命をささげるよりも、その命を一生使って研究に使うほうが未來の為になる!! それも一つの償いだろう!!』
なるほど……と思った。確かに……ともね。実際八億人の命を奪った罪に対して、彼が一人死刑になったとして、それで何になるだろうか? 使者は蘇らない。いや、そうだよね?
彼らの技レベルならもしかして……とか思うけど、これだけ死者の事を言ってるんだからきっと死者をよみがえらせることは彼らもできないんだろう。それを前提としたら、やっぱり八億人の命は途方もなく重い。
彼一人が罪を償うために命を失ってもそれで報われるのか? といえばもうそこは族の気持ちの問題でしかない。けどきっと彼らの法では八億人も殺したら死刑なんだろう。
むしろそれ以外何がある? みたいなさ。でも『彼』はその法は全ての人に平等に罪の償いを求めてる欠陥品でしかないといってる。彼の言い分的には彼の命を奪うよりも彼の才能、そしてその頭脳を使って罪を償わせる方がいい……ということなんだろう。
彼は間違いなく天才なんだと思う。だからこそ、ここで法の下に平等に死刑を下すよりも、天才の頭脳を活用させていく方がいずれ必ずこの世界に、人類にとって易になる……それを主張してる。
その可能はあるだろう。わかるよ。けど、きっと世間が、世論がそれを許すことはないだろう。責任を必ず求めるはずだ。てか求めてるだろう。だから彼の刑は決定してる。
『私は……ここまでです。そして一つだけ言っておきます。私に間違いなどなかったと』
『貴様! 八億人も殺しておいてまだそんな!!』
そういって彼は鎧の人たちが何かしたのか、電撃が彼の全を貫く。どうやら彼の拘束されてる腕の腕。あれから発せられてるようだ。
『楽に死ねると思うな。貴様の頭は解析され、その命は廻を許されないようにユグドラシルの糧になることが確定している。命のエネルギー。エントロピーを吸いつくしてやろう』
そんな事を言われて彼は乗りに押し込まれて連れていかれた。どうやら死刑といっても私が知ってるような斬首とか絞首とか銃殺とか、そんなのではないらしい。もっとえげつない方法があるみたいだ。
『馬鹿やろう……』
彼のそんなつぶやきが空しく流れていく。
無職転生 - 蛇足編 -
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