彼がどうなったのか……彼の記憶にはなかった。彼と彼の邂逅はあれが最後。それ以降はいくら観てても彼……知的人さんが出てくることはないようだ。

てかなんかいつの間にか彼……はとても老けてた。若々しかった姿が老いてるのが時々見える。それは壁に反した姿とかが見えるんだ。昔はふさふさだったのに、いつの間にか彼は頭頂部に髪はなくなってた。けど橫とか後ろにはふさふさでその部分の髪を長くばしてた。

服裝は基本白。けど彼は何かを常に背負ってる。銀のランドセルみたいな……それは中央の部分に熱を逃がすためのファンが取り付けられてた。

さらにはなんかいつの間にか左手は義手になってるし、目も片目がなんかおかしい。義眼がってるみたいだ。々報を表示してくれる便利義眼だ。

義手の左手もそうだ。々と便利ギミックがあるみたいだ。指先がドライバーになったり、フォークになったり、くだらなそうだけど、地味に便利な機能がついてる。

は々と変わってしまったが、どうやら彼が研究に沒頭してることはかわってない。私が見ても理解はできないが、なんかすごい事をやってるのはなんとなくわかった。

『おい！　いるか！　研究はどうなってる！！』

そんな怒聲と共には言ってくるのはなんか暴そうな奴らだ。ガシャガシャと黒い鎧……というかロボットなのかそんなのを引き連れた奴ら。

『う、うるさい。既に理論は完した。そっちはどうなんだ？　ちゃんと実験は完遂したんだろうな？』

『お前、どの立場でそんな事いってる？　貴様は罪人だぞ！！』

『ふん、それがなんだ』

『やはり頭だけにした方がよかったな』

『それだと、何百年停滯することになるかな。それがわかってるんだよ。お前の上司たちはな。だから俺はここにいる。わかったらさっさと使い魔になってろ』

『この兇悪犯罪者が！！』

そんな會話の後にガシャーン！！　という音が響く。彼が毆られたのだ。まああんな風にいってたら……ね。同の余地ない。それに……なんか々と気になるワードがあった。

てか、なんか『彼』犯罪者になってない？　でもそっか、確かに犯罪者とかになって、々と苦労をしてきたというのなら……その頭も仕方ないよねって私は思った。

きっと彼は苦労が頭に出るタイプだったんだろう。