《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 90
『この記憶を見てる者よ』
そんな風に、彼はこっちを見ていってくる。これはそもそもがきっとこの記憶を持ってた『彼』が殘したものだ。それはきっと何かを伝えたいから……そして伝える……ということはそれを見てる人を想定してるわけで……
『けないだろう? つまらないだろう? これが俺の人生だ』
「えっと……」
最後の所はよくわかってないんですけど……なにがあってあんな全ての敵……みたいなになったのか? よくわかんない。でもあれがこの人の最後だとしたら、それなりに刺激的だったのでは? と思う。
「なんで……これをのこしたんですか?」
それは聞いておきたいと思った。まあ実際會話ができるのかはわからない。だって彼は私を見てるが、これもただの映像なんだ。彼の思考が殘ってるわけじゃなく、この狀況を想定して彼は私というか、この記憶を見てる人に語り掛けるような映像を撮ってたんだろう。
『これは全てが整った存在に反応するようになってる。私たちが到達できなかった域。理論の頂點、思考の限界、それらを突破した、突破できた科學の結晶。
それが理論を越えて現実に実現した存在。それはきっと生み出せる。それは私達ではないのかもしれない。でも……命の進化は止まらない』
私の質問に彼は答えてくれてるのか……それはわからない。けどどうやら彼は私を……G-01を待ってたのかもしれない。
『私も彼もたどり著けなかった境地。けどきっと私たちの軌跡は無駄ではなかったはずだ。それにやはりだよ。やはり……隠されてる』
「隠されてる?」
會話としてり立ってるこれ? でも……彼の言葉は気になる。
『君たちのデータは確認した。素晴らしい。なるほど、Gの系譜……それにこれは……はははは、そうか天廻転と死數確定のアブソリュート。ということは君は』
「えっと……」
『いや、すまない。うれしくてな。プチュラ・セロ・オクミクロン。誰かが完させてくれたらしい。ならば力はユグドラシルか。Gを稼働させ、君が存在してるということは第三世界は既に……いや自業自得だな』
何やら勝手に納得してる彼。私の……G-01のデータを彼は見てる?
『私はあの後死んだ。だが最後にこれを第三世界から切り離して旅立った。けれたのはメタリファーと呼ばれる存在。まああれはただ拾っただけなんだろうがな。
だがこうやって活用できなそうな者に託すことができる。時間が止まってたここだからこそ……それは出來た。再びあった時にお禮を伝えてくれ』
「何かくれるのならもらいますけど……えっと、貴方は?」
私はなんか満足してそうな彼にそう尋ねる。くたびれたじだったのにいつの間にか彼は若返ってた。これは映像と思ってたけど、実は魂的ななにかなのかな?
彼のは薄くなってる。そして彼はまっすぐに私を見つめてくる。そしてその口がくのがわかった。
『俺は……』
彼の聲は聞こえなかった。そしてそのまま消えていった
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