《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 93

「むむむ……疲れる」

私はそこそこ疲弊してた。戦闘以外でこんな疲れるなんて……いや頭脳労働も疲れるけどさ……またそれとも違うんだよね。なんというかな? 普段は意識してないことに意識させられるから、脳のリソースが一部取られるじ?

私の何回も拡張してる脳なら、そんなの余裕だろ? とか思うかもしれない。けどそうじゃない。そうじゃないのだ。今の私は歩くこと、それを意識してG-01を歩かせてる。

これまではただ歩こうと思う……いやそれさえ必要なんてなかったわずかに腳をかすというか、踏みしめるというか? 実際私は浴槽というか? 水槽みたいなのに浮いてるから踏みしめる……という行為はできない。けど気持ちの問題だよ。ちょっと足に意識を向ければG-01は歩いてくれたのだ。

けど今はどうだ? 私はちゃんと筋きとか意識してるんだよ? これがシンクロ率100%ならまだ納得できた。いや、あの時もここまで意識したことないけどね。

100%じゃなかったら、かすというよりも、G-01を縦してるじが強いわけだけど……ここまで意識しないとかないとかなかった。絶対になんかインストールされたが悪さしてると思う。

今はリソースを使って何が原因かを探ってるのだ。その間もただ突っ立ってるだけではいけないと思いつつ、ガシャンガシャン――とG-01を歩かせてるわけだよ。

歩くだけならなかなかに馴れて來た。なにせこの円盤、かなり広くずっと一本道だし。わずかにカーブした一本道。きっと円盤のつくりに沿ってこの通路は出來てるんだろう。

だからほぼ複雑な事をしなくてもいい。常に右・左・右・左――というじで良いからね。でもただ足をかしてもはぎこちない。なにせ全は連してるのだ。スムーズな作で歩いてる――というのはスムーズにきが連してるわけだよ。

実際G-01はロボットだから、そこだけをかす……というのは出來る。でもそうなると本當にただのロボットの様な……カクカクとしたきになってしまう。でも今までそんな風なのはG-01で思ったことはなかった。なにせ普通に自然にいてたからだ。

それはどうやら凄い技をつかってたみたい。私自かすとなるとこんな事に……これならシンクロ率を100%にしたほうがまだいい。だってあれなら勝手に私のきをトレースしてくれるからね。今よりもまともなきになるだろう。

でも今の狀態でシンクロ率を上げるのは怖い。だってどんな影響が出てるのかわかんないじゃん。なのでまずはちゃんとG-01の中を調べないと。

幸いここには敵が出てこないからなんとか……

「げっ」

そんな事を思ってると、フラグがたったみたいだ。

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