《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 95

「くっ! きゃあ!」

私はいいように目玉たちに遊ばれてた。いや、向こうは遊んでる気はないんだと思う。本當に邪魔者を排除しようとしてるんだろう。なにせ奴らには遊びなんて行為を出來る知能はないだろう。ゼロか一か……それしかない筈だ。そもそもそんな高度な知能があるとはおもえない。

なにせこいつらは下っ端だ。もっと高度な知能はこいつらを統率してる奴にはあるだろうけど、こいつらにはないと思う。なのに……

「こんな奴らにいいようにやられるなんて……」

悔しい。今までは苦にもしてなかった奴らにおちょくられてるのだ。私にはプライドとかないとか思ってたけど、これはちょっと……

「ダメージはない、それなら!」

私はを削ることにした。今まではその過剰ともいえる運能力を駆使して、なるべく攻撃には當たらないようにしてた。G-01の表面には自己修復コーティングがされてるといっても世界にはどんな致命的な一撃があるかなんてわからないからね。

けどこいつらの攻撃はもう戦いまくってるからわかってる。その攻撃速度からバリエーションまでね。一応こいつらは一番數が多い目玉αだ。あとはβとηと私は區別してる。

αは區分で言うと歩兵だ。一番數が多くてオーソドックスな個。けど々とさらにバリエーションはある。換裝できるみたいだ。βは回収班というか? なんか歩兵よりも大きい見た目をしてる。何を回収してるのかは知らない。きっと妙にこの空間にある船がこぎれいなのはβのおかげなんだろう。

ηは特別な個みたい。あんまり見ない。歩兵であるαが100いる中に一機くらいの割合である。ηはどうやらそれぞれ個的な機能を持ってるみたい。そこに同じ機能はない。

でも今目の前にいるのは一般的歩兵のαだ。だから私はただまっすぐに向かう。向かってくる攻撃を片腕を盾にしてける。その鞭のようにしなる腕で絶えず攻撃を回転させる目玉たち。

けど私は……

「とまるかああああああああああああ!!」

私はブースターを吹かせて攻撃をけつつ前に進む。そして今度こそ、拳をぐっと握って、G-01の拳を叩き込んでやった。勢いがついたG-01の拳は相當の威力があったのでしょう。

目玉の一にめり込んだ拳はその瞳から汚いをまき散らしながらひしゃげて吹っ飛んでいく。でもまだいる。私はすぐに次の目玉に向かいます。今度はくるりとG-01のを回転させて近くの目玉に足を踵から落としました。

いや、実はただ足で蹴ろうとしたんだけど、勢い余って回ったのだ。けど一回転したG-01の足がそのまま近くの目玉に當たって二目を潰しました。

ラッキーです。それを見た殘りの目玉はとりあえず距離を取ろうとしてくる。今のG-01が本調子じゃないのはわかってるだろうから適切な距離さえ取れば……と結論を出したのでしょう。

でもさせない! 距離を取ろうとする目玉たちにブースターを吹かせて再び突っ込んでいきます。

    人が読んでいる<転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください