《転生したらロボットの中だった(ただし、出る事はできません)》盤上の迷宮航路にご招待 99

「うわぁ……」

私はびっくりした。なにが? と思うだろう。それはこの円盤に、一つの世界があったからだ。この円盤は巨大だった。そこらの船何百隻分……いや何萬隻分くらいの大きさがあった。私は外周を歩くのはやめて、部への侵を試みた。

幸いに私はこの円盤の部構造の設計図を手にれてる。なので道はわかる。まあ問題はこの円盤。ちゃんとした「道」はない……ということだ。いや、既定の道がないといった方が正しいかもしれない。

外周の環狀線はそもそもこの円盤の部に円資を運ぶためにあるみたいで、あれは別だ。この円盤の部空間は四つの世界と一つの管理管制塔によってり立ってるみたいだ。

まずは部を守るためにあるのは海だ。円盤じゃないの? と思うだろう。それになぜに海が? とおもうのは當然だ。私もよくわからない。けど、その海が一つの世界として、そして部にある世界と世界を守る役割として、覆うじであるみたいだ。

私は今、その「海」を渡る通路にいる。これは管理管制塔へと向かうためのものだ。部の世界……の者たちはきっとこんなのがあるのなんてしらないだろう。

まあ世界が生きてるのかはわかんないが……でもこの海……を見る限り、どうやら海は生きてる。

なにせ……だ。この水中回廊の様な通路から見える海には沢山の生きがいるのだ。大群で泳ぐ魚から、漂うクラゲ。とりどりのサンゴとか、そこから顔を出すカラフルな魚。

そして時折、その巨が橫切っていく。ちょっとした水族館験である。そんな海を突っ切る水中回廊を通っていくと、部の世界へと出る。青い空が広がって眼下にはどこまでも広がる森が見える。

そして空中に飛んでる鳥……鳥?

「鳥にしてはでかいな……」

とか思ってると、それが何かわかった。あれは多分プテラノドンとかいう恐竜じゃないか? 私の前世の記憶で似たようなものを見たことある気がする。実際G-01の中の図鑑に正式な? 名稱があったが、どっかの世界で観測された生というのは資料にあった。

それに……だ。なんかガサガサと木々が揺れてる……と思ったら、細長い首が森から出て來た。

あれも見たことある。首長竜とかいう奴じゃない? デカいけど草食で確か木々の葉を食べてた筈。今もほら、木々の葉を食べてる。まさかここ、恐竜が跋扈してる世界なのだろうか? そうなると……ちょっとおりたい気分になっちゃうよね。

みたいじゃん、恐竜。

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