《天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭なと便利スキル『創魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~》第519話 アルトレリアに出來た小學校の検 その4
次に訪れたのは図書室。
「ここは……本棚だけがありますね。図書館のような部屋ですか?」
「『図書室』だね。図書館同様に、ここにも本を置く予定だよ。主に勉強に役立ちそうな本を置こうと思ってる」
「図書館から持ってくるのですか?」
「う~ん、今の構想としては図書館から月替わりで本を換することを考えてる。新しく買うことも想定はしてるけど、買い揃えるのもバカにならない費用がかかるからね」
「なるほど、図書館から月ごとに換すれば新しい本がりますしね」
そういえば通ってた小學校の図書室に、多分五十センチを超えてる超でっかい本が何冊か置いてあった記憶がある……
あれは一何の本だったんだろう……? 當時は目にっても『背景』くらいの認識でしかなかったけど今思えば、何かのネタになったかもしれないし読んでおけば良かったな。
まあ、流石にあんな大きい本は必要無いから置くつもりはないが。
「さて、次へ行きましょう」
◇
校舎最後の特別教室、多目的室を検。
「ここは何になるのですか?」
「多目的室だね。特別な用途ってのは無くて、んなことをやるのに使う部屋。その授業ときその授業ときで用途は変わる」
「ああ、役所裏の多目的室と同じ用途ですか。しかし何やっても良いと言われると、何に使うか迷いそうですね。機や椅子もありませんし」
Advertisement
「機や椅子を使わないレクリエーションに使うってところかな。テーブルゲームのようなオモチャが置いてあることもあったね」
「テーブルゲーム?」
「複數人で遊べるゲームがあるのよ」
トランプは以前フレアハルトたちとやったことがあるが……流行らそうか。
いや、そのうち外國のゲームが行商人から流れてくるかもしれない。
それに――
「この町も文化的になってきたし、そのうち何らかのゲームが開発されて流行るようになるかもね。さあ、あとは各教室を回って、外の図工室と技室、育館へ行きましょうか」
◇
その後、學年ごとを想定して六個作られた教室と予備の教室を見て回り、特に問題無いことを確認。
「校舎の検は終わりですか?」
「あとは廊下を見ておかないと」
最後に廊下をチェック。
非常口、非常階段、防火扉、火災報知を確認。
通報システム、防災用品……はまだ無いから後々配備したいところだ。
これにて校舎の検は終了。
「さて、次は図工室の方を見に行きましょう」
◇
校舎を出て、育館付近に作られた図工室を検に行く。
「図工室とは何をするところですか?」
「日常ではあまり使わないけど、技的なことを學ぶために使う部屋。例えば木を彫って彫像を作ったり、版畫を作ったり、絵のを使って絵を描いたり、木で小を作ったりね」
Advertisement
「大工や絵描きに通じるところがある部屋ということですか?」
「まあ當たらずとも遠からずかな。それらの基礎的なことを學べるってじ。後々木材やら畫材やらを運び込んでもらう予定」
この図工室ってのは、私の中では『木』のイメージが強い。
教室には木材が結構置いてあって、木くずが多かった記憶がある。
あと、何か匂いが違うんだよね。『木の匂いがして工作する匂いだな』ってじがする。
「ここは理科室や家庭科室とは違って、壁際に水道があるのですね」
「水道使うのは絵のとか使った後、授業の最後の方になるからね。理科や家庭科とは違って授業最中に必要ってわけではないから」
「なるほど」
なお、まだ人數もそれほど多くないため、室は図工室と兼用としてもらう。
「この部屋……木造りですが、金屬は扱わないのですか?」
「金屬は隣の技室だね。それと金屬はもうし年齢が上がってからかな。金屬加工は火が出たり、切斷するために危険な道を使ったりするから小學生では危ないし。この技室は離れにしておかないと萬が一木材に火が移ったりした時に大変だし、図工室は木くずが出てもすぐに外へ処理できるから離れにしておいた方が便利だしね」
もっとも……大工とか金屬加工してるトロルの連中は、たった一年と數ヶ月程度で扱えるようになってしまっているんだよな……【永久的伝的エターナル・ハイ・イ知上昇  (大)ンテリジェンス】のお蔭かどうか知らんが……
Advertisement
まあ、彼らは再生力がバカ高いから多の無理が効く。そのお蔭で上達も早かったのかもしれない。
「低年齢では扱わないのですか? 過保護では?」
確かにそう見えるが……しかし、やはり子供のうちは安全なところから段階的に危ないものへシフトさせる方が良いだろう。電ノコギリ使って指飛ばしちゃったなんてことがあったら大ごとだし。
それに學校に通うのはトロル族だけとは限らないから怪我とかは細心の注意を払っておきたい。
「やりたいことやらせた方がに著く気がしますが……」
「やりたいことやらせてると、『授業』としてやる意味が無いからね。統制できなくなって収拾付かなくなっても困るし、やりたい子は授業外で自主的にやってもらえば良いのよ」
「……確かに収拾付かなくなるのは困りますね……」
「さあ、隣へ行きましょう」
◇
図工室を出て、隣の技室へ。
「図工室と隣接しているのに、こちらはコンクリート作りなんですね」
「火を使うからには、教室と同じように木ってわけにはいかないからね」
まだコンクリート打ちっ放しの備品も無い教室。
「無いとは思うけど、ひび割れとかも一応チェックしておいて」
「はい」
部屋中見て回り、コンセントと水道も確認。
「工場のような作りですね」
「金屬を扱うから、それに近い環境にしてもらったんだよ。さて、じゃあ問題無さそうだから育館に行きましょう」
◇
更に隣の育館へ。
「あの上の方にある網は何ですか?」
「あれがバスケットボールのゴールだよ」
「あれが伝え聞きいていバスケットボールのゴールですか! 役所裏の多目的室には無いものですね」 (第418話參照)
「まあ、あっちの建設には私はあまりタッチしてないからね。こっちは私がかなり関わったから要を聞いてもらって設置してもらたんだ」
いずれは、國際試合が出來るように正式に競技場とか作った方が良いかもな。
「この床にある蓋の付いた円は?」
「それはバレーボールやらバドミントンやらのネットを立てるためのだね。そこに柱を立てるの」
「う~ん……どちらもまだ見たことが無いのでピンと來ませんね」
「それらを知るのも後々のお楽しみってところだね」
「あちらにある扉は?」
「育倉庫。あそこに競技用のボールとか、今言ったネットとか、跳び箱やらマットやら平均臺やらスコアボードやらを仕舞うんだよ」
「跳び箱? マット? 平均臺? スコアボード?」
「それらも育の授業で使うものだね。今後リーヴァントも目にすることが……いや、育の授業でもちょっとの時間使われるだけのものだからリーヴァントは目にすることはないかもね。レイヴァレンくんは學校に通うような年だし、そこから又聞きすることはあるかもしれないけど」
「どれも興味をそそられる名前ですし、私が子供でないことが悔やまれます……アルトラ様がもうし早く來てくだされば……」
「いや、もしあなたが小學校高學年の年だったら、私はその時中學年だから。どう考えても無理よ」
ガラガラガラと育倉庫の重い扉を開けてみるも、そこにはまだ何もあるはずもなく……
「育倉庫って何も無いとこんなに広かったのか……狹くて埃ほこり臭いイメージしかなかったが……」
一目見回して確認。何も無いからチェックも楽だ。
すぐさま重い扉を閉じていると、リーヴァントが別のものに気付く。
「そこに階段がありますが、この二階は何に使うのですか?」
「私の在籍してた時は卓球とかやってたね」
「卓球……また初めて聞くスポーツ名ですね……」
「それらもこれから覚えていくことよ。さて、最後は運場とプールを見に行きましょう」
◇
プールに向かいがてら運場のチェック。
まだ白線やトラック線は何も引かれておらず、全くの平地の狀態。
「ここにも倉庫がありますね」
「備品仕舞うのに、倉庫は便利だからね。ボールや綱引きの綱、白線引きやら玉れのカゴやら、トンボやらコンダラ (※)やらをれておくんだよ」
新築だからか育倉庫同様まだまだ埃ほこりっぽくない。
「想像できる備品もありますが、トンボとコンダラって何ですか?」
「どっちも運場を均ならすための道だね。トンボは軽くて、コンダラは重い」
どっちも何でそんな名前なのかとは思うけど……
全然 (生の方の)トンボと似て無いし、コンダラって何だよ。大して重くもないのに、なぜか『重いコンダラ』 (※)って呼ばれてるし。
(※重いコンダラ:気になった方は検索してみてください (笑))
「あと、二百メートルトラックを作るためにロープも張ってもらわないとね」
「トラックとは?」
「楕円形に作られた走路だよ。小學校のは大二百メートルで作られてる」
ロープ張らずに白線で描いたら消えてしまうし、お願いしておかないと。
「これは?」
「鉄棒だね。そこで棒を支點に回ったり、懸垂したり、ぶら下がったりして力を培うわけよ」
逆上がりが割と鬼門で、出來ない子はそれなりに居た。ちなみに私は得意な部類だったからすぐ出來たが。
「あそこは土ではないですよね。砂場?」
「あれも育に使うのよ。走り幅跳びみたいな競技がある」
「ほぉ~~、運もんな種類があるのですね」
あの砂場……たまに貓のフンとか埋まってたりしてたな……ちょっとトラウマがある……
この町にはまだ貓系のが居ないから、そういう被害は今のところ無さそうだが……
遊の類いは無い。私の時はブランコとかジャングルジムとか登り棒とかがあるのが常識だったが、今は危険だからとういう理由で軒並み撤去が進んでいるらしい。殘念だ……
「さてプールに向かいましょう」
◇
「おお! 立派なプールですね!」
アルトレリアには既に『巖場の水浴び場』という水に関連する施設がある。 (第36話參照)
そこは現在では通稱『プール』と呼ばれているため、リーヴァントも聞き馴染んだ呼び名。
この學校のプールは、本當なら屋仕様にしたかったところだが、備品も買い揃えないといけないしそんなお金は無い。
「巖場のプールとは全然違いますね」
「そりゃ長方形に整えられたプールだからね。巖のゴツゴツした水浴び場とは違うでしょうよ」
私自、水が全く張られていないプールは初めて見る。
夏は水で満杯だし、使用前のまだ清掃がされてない時はヘドロ化した土が混じった汚きったない水がってるし。
「なぜプールを二つ作ったのですか?」
「小さい方は低學年の授業用だね。大きい方のプールは長が低いと足が付かないから、ある程度の長に達してないとるのは危ないからね」
「なるほど」
いくら再生能力が高くても溺れて呼吸が止まれば死んでしまうから、水に関しては再生能力の高さは関係無い。
理・魔法にほぼ無敵のを持つ私だって、呼吸できなくなれば死ぬであろうことは験済みだし。 (第324話參照)
プールサイドをぐるりと一周回りながらチェック。
特に排水関係。たまにここに吸い込まれて溺れてしまうってニュースを聞くから、職人さんたちがきちんとやってくれてるだろうけど、私の目からも一応チェックをしておく。
「アルトラ様、あっちにある建は何ですか?」
「あれは更室だね。あそこで水著に著替えるんだよ」
「二つあるのは男別ということですか?」
「そうだね」
「プールサイドにある屋のようなものは?」
「ああ、それは見學者のための日除けだね。私の頃は調悪い人はそこで見學してたんだよ」
日除けは使うかどうかは分からないが一応作るだけ作ってもらった。
「調悪いのに暑い場所で見學するのですか?」
「やっぱりそう思うよね~」
私も『みんなは水の中で気持ち良さそうに泳いでるのに、調悪いってのに暑い中見學させるって、どういうつもり?』とは思う。
最近の日本は暑すぎるって理由で、『調不良の者を炎天下の外で見學させるのはどうなのか?』って議論があるそうで、実際に熱中癥で倒れた子も居たらしい。それ以降は図書室で自習にするなどの対処がされるようになったとか何とか。
「まあ、私もそれについては疑問に思ってたから、一応作ってはもらったけど、あれは使わないかもしれないね」
余談ではあるが、昔は『腰洗い槽』とかいうのがあったけど、どうやら意味が無いらしいからこの學校でも作らなかった。
同じく『目洗い蛇口』も。當時は面白がって思いっきり強水圧で目を洗ってる男子とか居たけど、後々視力低下を招く危険が判明したとかで徐々に無くなっていったとか。
塩素を洗い流すための『シャワー』はきちんと設置。
「うん、問題無さそうだね。じゃあこれで検は終了しましょうか。お疲れ様」
「お疲れ様でした」
全部の検が終わり、それぞれ帰路に著いた。
◇
その夜、アルトラ邸――
放送室で親友のことを思い出したためカイベルに訊ねてみる。
「カイベル、天野亜依ってどこに居るか分かる?」
「アルトラ様と一緒に亡くなられたご友人ですね。殘念ながら分かりません。亡くなられた後のことは私には捕捉できませんので。ただ、亡者として地獄へ歩いて來た記録も無いので、地獄に獄したり、魔界で亡者になっていたりはしないようですね」
良かった! 魔界には來てないか。
ってことは、『亡者じゃない=地獄行きではない』ってことで、天國の方へ行ったってことか。
「じゃあ天國へ行ったってことなのね!」
「そうかもしれませんし、そうでないかもしれません」
「どういうこと?」
「天國と地獄の他にもう一つ幽で構される星があります。そこは『中有界』と言います」
「中有界? 初めて聞いたわ」
「天球の衛星の一つで、やはり地球からは一部の人以外は見えません。ここは、『悪行はやっていないが、かと言って、大した善行もやっておらず』という、ごく普通の人生を送った方が行く場所です」
「普通の人生……」
「ここも天國、地獄と同様神域に屬するため、ここにいらっしゃる場合も私では捕捉できません。伝承に依ればここでも地獄同様に罪穢れを濯そそいでから再び地球に転生すると言われています。もっともその方法は地獄に比べれば遙かに優しめと考えられますが」
「そっか……」
結局のところどこに居るかまでは分からないが、まあ地獄に行って無いならそれだけでも良かった。
「あ、それとアルトラ様が『コンダラ』だと思い込んでいるのはコンダラではありません」
「え!? あれって正式名稱じゃないの!?」
「正式名稱は『整地ローラー』と言います。コンダラはとあるアニメから勘違いで誕生した俗稱ですね」
そ、そうだったんだ……先輩も後輩も『コンダラ、コンダラ』言ってたからそういう名前なのかと……
コンダラって、引きずる分にはそこまで重くはないですよね。
まあ、調べたら九十キロくらいあるそうなので、乗っかられたら大怪我するかもしれませんけど。
◆◇◆【重要なお知らせ】◆◇◆
本格的に生活が困窮してきてしまったので、執筆に充てる時間を削らなければならなくなってしまいました。
継続して読んで頂いている方々には申し訳ありませんが、來週の更新を機にしばらくの間週一の更新とさせていただきいたいと思います。
生活に余裕が戻り次第、また週二に戻そうかと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m
次回は11月4日の20時から21時頃の投稿を予定しています。
第520話【アルトレリアの実狀】
次話は來週の月曜日投稿予定です。
反逆者として王國で処刑された隠れ最強騎士〜心優しき悪役皇女様のために蘇り、人生難易度ベリーハードな帝國ルートで覇道を歩む彼女を幸せにする!〜【書籍化&コミカライズ決定!】
【書籍化&コミカライズ決定!】 引き続きよろしくお願い致します! 発売時期、出版社様、レーベル、イラストレーター様に関しては情報解禁されるまで暫くお待ちください。 「アルディア=グレーツ、反逆罪を認める……ということで良いのだな?」 選択肢なんてものは最初からなかった……。 王國に盡くしてきた騎士の一人、アルディア=グレーツは敵國と通じていたという罪をかけられ、処刑されてしまう。 彼が最後に頭に思い浮かべたのは敵國の優しき皇女の姿であった。 『──私は貴方のことが欲しい』 かつて投げかけられた、あの言葉。 それは敵同士という相容れぬ関係性が邪魔をして、成就することのなかった彼女の願いだった。 ヴァルカン帝國の皇女、 ヴァルトルーネ=フォン=フェルシュドルフ。 生まれ変わったら、また皇女様に會いたい。 そして、もしまた出會えることが出來たら……今度はきっと──あの人の味方であり続けたい。王國のために盡くした一人の騎士はそう力強く願いながら、斷頭臺の上で空を見上げた。 死の間際に唱えた淡く、非現実的な願い。 葉うはずもない願いを唱えた彼は、苦しみながらその生涯に幕を下ろす。 ……はずだった。 しかし、その強い願いはアルディアの消えかけた未來を再び照らす──。 彼の波亂に満ちた人生が再び動き出した。 【2022.4.22-24】 ハイファンタジー日間ランキング1位を獲得致しました。 (日間総合も4日にランクイン!) 総合50000pt達成。 ブックマーク10000達成。 本當にありがとうございます! このまま頑張って參りますので、今後ともよろしくお願い致します。 【ハイファンタジー】 日間1位 週間2位 月間4位 四半期10位 年間64位 【総合】 日間4位 週間6位 月間15位 四半期38位 【4,500,000pv達成!】 【500,000ua達成!】 ※短時間で読みやすいように1話ごとは短め(1000字〜2000字程度)で作っております。ご了承願います。
8 149【二章開始】騎士好き聖女は今日も幸せ【書籍化・コミカライズ決定】
【第二章開始!】 ※タイトル変更しました。舊タイトル「真の聖女らしい義妹をいじめたという罪で婚約破棄されて辺境の地に追放された騎士好き聖女は、憧れだった騎士団の寮で働けて今日も幸せ。」 私ではなく、義理の妹が真の聖女であるらしい。 そんな妹をいじめたとして、私は王子に婚約破棄され、魔物が猛威を振るう辺境の地を守る第一騎士団の寮で働くことになった。 ……なんて素晴らしいのかしら! 今まで誰にも言えなかったのだけど、実は私、男らしく鍛えられた騎士が大好きなの! 王子はひょろひょろで全然魅力的じゃなかったし、継母にも虐げられているし、この地に未練はまったくない! 喜んで行きます、辺境の地!第一騎士団の寮! 今日もご飯が美味しいし、騎士様は優しくて格好よくて素敵だし、私は幸せ。 だけど不思議。私が來てから、魔物が大人しくなったらしい。 それに私が作った料理を食べたら皆元気になるみたい。 ……復讐ですか?必要ありませんよ。 だって私は今とっても幸せなのだから! 騎士が大好きなのに騎士団長からの好意になかなか気づかない幸せなのほほん聖女と、勘違いしながらも一途にヒロインを想う騎士団長のラブコメ。 ※設定ゆるめ。軽い気持ちでお読みください。 ※ヒロインは騎士が好きすぎて興奮しすぎたりちょっと変態ちっくなところがあります。苦手な方はご注意ください!あたたかい目で見守ってくれると嬉しいです。 ◆5/6日間総合、5/9~12週間総合、6/1~4月間ジャンル別1位になれました!ありがとうございます!(*´˘`*) ◆皆様の応援のおかげで書籍化・コミカライズが決定しました!本當にありがとうございます!
8 119俺の得能は「平凡」だった。
この世界には1000人に一人「得能」を持つものが生まれる。 「得能」すなわち得する能力のことだ。サッカーが圧倒的に上手くなる得能や足がめちゃくちゃ速くなる得能、種類は様々だ。 その得能を所持して生まれてきたものは高校から得能を育成する學校、「得能育成學校」に行くことになる。 俺、白鳥伊織はその一人だった。だがしかし! 俺の得能は「平凡」であった。 この話は平凡な俺がある出來事で成長する話。
8 149【お試し版】ウルフマンの刀使い〜オレ流サムライ道〜
サムライに憧れる高校生、高河孝(17)がVRMMORPG內で『マサムネ』となり、理想のサムライ像を模索する物語。 しかし昨今のゲームではジョブとしてのサムライはあれど、生き様を追體験するものは見つからなかった。 マサムネがサムライに求めるのは型や技ではなく、どちらかといえば生き様や殺陣の方に傾倒している。 數々のゲームに參加しつつも、あれもこれも違うと直ぐに辭めては誘ってきた友人の立橋幸雄の頭痛の種になっていた。 だと言うのに孝は何か良さそうなゲームはないか? と再び幸雄を頼り、そこで「頭を冷やせ」という意味で勧められた【Imagination βrave】というゲームで運命の出會いを果たすことになる。 サムライに成れれば何でも良い。そんなマサムネが最初に選択した種族は獣人のワーウルフ。コボルトと迷ったけど、野趣溢れる顔立ちが「まさにサムライらしい」と選択するが、まさかその種族が武器との相性が最悪だとはこの時は気づきもしなかった。 次にスキルの選択でも同じようなミスを冒す。あろうことかサムライ=刀と考えたマサムネは武器依存のスキルを選んでしまったのだ。 ログイン後も後先考えず初期資金のほとんどを刀の購入代金に充てるなど、本來の慎重な性格はどこかに吹き飛び、後にそれが種族変調と言う名のサポートシステムが影響していることに気付くが後の祭り。 こうして生まれたnewマサムネは、敵も倒せず、死に戻りしては貯蓄を減らす貧乏生活を余儀なくされた。 その結果、もしかしてこれはハズレなんじゃと思い始め、試行錯誤を繰り返したその時─── このゲームの本來の仕掛けに気づき、[武器持ちの獣人は地雷]という暗黙のルールの中でマサムネはシステム外の強さを発揮していくことになる。 そう。ここはまさにマサムネが夢にまで見た、後一歩物足りないを埋めるImagination《想像力》次第でスキルの可能性が千差萬別に変化する世界だったのだ。
8 99引きこもりLv.999の國づくり! ―最強ステータスで世界統一します―
毎日引きこもっていただけでLv.999になっていた―― ちょっと前まで引きこもりだったのに、王女様やら幼女やらが近寄ってきてハーレムも起きてしまう。 成り行きで勇者をぶっ飛ばし、代わりに魔王の娘、ロニンを助けることになった主人公・シュン。 みなが驚く。 引きこもっていたくせにこんなに強いなんてありえないと―― 魔王の娘と関わっていくうち、シュンはすこしずつ変わっていく。 ――平和な國を作るとか、そんなめんどくせえことやりたくねえ。 ――でも誰かがやらないと、またロニンが不幸な目に遭う。だったら、俺が…… いつまでも自分の世界にこもっていられない。 引きこもりによる國づくりである。 皇女セレスティアとの爭い、國王エルノスとの政治的駆け引きなど、さまざまな試練を乗り越えながら、シュンは自分の國を育てていく―― 全力で書いております。 読んで後悔はさせません。 ぜひお立ち寄りくださいませ。 *キャラクター人気投票を実施しております。よりよい作品にするため、ぜひご協力をお願い致します。リンクは目次と各話の一番下にございます。 *アルファポリスにも掲載しております。
8 122死ねば死ぬほど最強に?〜それは死ねってことですか?〜
學校で酷いいじめを受けていた主人公『藤井司』は突如教室に現れた魔法陣によって、クラスメイトと共に異世界に召喚される。そこで司が授かった能力『不死』はいじめをさらに加速させる。そんな司が、魔物との出會いなどを通し、心身ともに最強に至る物語。 完結を目標に!
8 125