《VRMMOで妖さん》2647:機材の行先を考えよう。
「はいはい良いからもう戻ってなさい」と宿に向かって押しこまれるお姉さんに、ばいばーいと手を振っておく。
放っといたらこっちが見えなくなるまでずっとぺこぺこしてそうだもんなぁ。
「さて、これであと腐れなくなっちゃった訳だけど」
「丁度良いタイミングでしたねぇ」
あぁ、確かにリセットするんだったら後片付けとかを済ませないといけなかった訳で、偶然とはいえ確かにやっちゃえって背中を押されてる様なタイミングだったかもしれないね。
というかその辺を済ませずにリセットした時って、NPC相手の契約とか置いておいた品とかはどうなるんだろう。
……まぁ他の事柄と同じで、なんかよく解らないじで辻褄が合わせられたりスルーされたりするのかな。
あくまでもゲームのデータなんだから、その人に所有権が有る品に関してはリセットと同時に消滅したりなんてことも有り得なくもないんだし。
「問題は、それらをどうするかよね」
「せっかく無理を言って作って頂いたのですから、こんなに早く処分というのは心苦しいですからねぇ」
あー、まぁ當然かもしれないけど特注品なんだね。
私もハンカチを即座にダメにしちゃったから、気持ちは解る気がするよ。
あれはわざわざ作ってもらった訳じゃなくて、店に置いてあった普通のハンカチだけど。
いや、普通って言うには中々の高級品だったけどね。
「……試しに頼んでみましょうか」
お、引き取り先の心當たりが有るのかな?
「さ、行くわよ目立ち過ぎゴリラ」
「否定はしませんが……」
うん、ただでさえ目立つエクセルさんが更にそんな巨大な荷を擔いでたらね。
【妖】(わたしたち)なんて目じゃないくらいの注目度だよね。
……というか、あの重量が一點に集中しちゃって石畳は大丈夫なのか。
とりあえず今の所エクセルさんの足下が割れたりへこんだりはしてないっぽいから、きっと問題無い様に作られてるんだろうけどさ。
「もう払うお金なんて殘ってないんだから、道路を踏み抜くんじゃないわよ」
「いやですねぇ。そんなに重くはないですよ?」
いやエクセルさんは置いとくとしても、上の……バーベル?はとんでもなく重いでしょ。
「三百キロ超えてる様なクソデカゴリラが何言ってんだか」
「いくら私でも、流石にそこまではありませんよぅ」
うん、流石に三百は盛り過ぎでしょ。
いくらなんでも、そんなお相撲さん二人分くらいありそうな重はねぇ。
……というかなんでエクセルさん、そんな褒め過ぎですよーみたいな顔してるんだ。
限度なくデカければデカいだけ嬉しいのか。
多分そうなんだろうな。
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